セラピーの現場では、様々なことが起きています。
それは家では表すことのない、或いは表しても誰も気付かない、子どもたちの心の呟きだったり時には叫びだっりします。
彼らの心の葛藤は、ほとんどが対親、特に常に接している母親です。
母親の精神状態に巻き込まれ、理不尽な言葉の暴力で潰される子などもがどれだけいるか!
この小さな現場でも多く見られることから、全体からしたら数知れません。
親を見限り離れていくだけの強い子どもなら別として、それ以外の子どもたちは親、特に母親にしがみついて行くしか方法がなく、それが後々思春期になり問題行動として現れてきます。
多くの青少年の引き起こす事件は、愛情なく育った彼らの、行き場のない叫びでもある・・・そう考えると、彼らは被害者とも言えます。
母親に怒られ続けてセッションに来た子どもたちは、セッションの場でも荒れて、母親から受けたと同じ暴言を繰り返し、その度合いにより、いつもとは異なった行動パターンに出ます。
ですから直ぐ気付くこの異変にどう対処していくかが、セラピーの現場では必要となってきます。
否定的な言葉を言われている子には、一つ一つ大丈夫サインをだし、静かに暴言が収まるのを待ちます。そして1週間、自信を崩さない状態にして帰すのですが・・・
反対に、多くのグッドマザーに出会っていることも言わなければなりません。彼女たちには見習うことが多く、子どもに対する接し方も勿論、一人一人異なりますが、それについてはまた・・