お部屋に置いてあるボール。これに対する子どもたちの反応を見ていると、性格が分かって面白いです。

大雑把に言っても、男の子と女の子の違いが出ます。男の子はほとんどの子がそのまま蹴る。女の子は拾ってマリ突きをする。

モチロン無視する子もいます。この場合は自閉症の子。彼らの特徴で、道具がそこにないかのように振る舞いますが、私が「ボールあるよ」と声かけをすると、チョッと触ったりはします。症状の改善が見られると、私とボールのキャッチボールができるようになります。

お部屋で蹴るのは禁止していますが、中々浸透しません。まあ元気のいい男の子やサッカーをしている子たちは、本能的に出るのでしょう。

おとなしく優しい傾向の男の子は拾って、「ねえ先生これで遊ぼう」と言ってきたりします。女の子は大丈夫とこちらが油断をしていると、中には蹴る子もいますが、力が違うので物を壊したことはありません。

こういったそれぞれの違い個性を見るにつけ、他の子と同じように教育や養育・躾けをするのは無理があります。

何故こんな分かり切ったことを言うかというと、親御さんの中には「みんなと同じに、或いはみんなより良くできる子にしたい」という願望があるからです。でも決して同じにはならないのです。同じようにやっても結局、それは本来の彼らの姿ではなく、無理をしているにすぎません。

やはり子どもの個性を尊重することは大切で、能力以上の事をやらせれば、いつか破たんする時が来ます。そこを頭に入れ子どもを育てていけばオーライです。