ピアノの先生が、幼少より自分磨きをピアノを通して行ってきた先生なら、子どもの能力を見極めるのは容易です。

ピアノのレッスンをすると、先生の話の理解力がどれだけあるか・教わっていく過程で、楽譜を論理的に理解する力がどのくらいあるか・音符を数量として理解できるか・暗譜力はあるか・音楽的な耳をどれだけ持っているか・集中力と根気はどのくらいか・感性はどこにあるか。

これが備わっていなければピアノは弾けないという話ではなく、これ等の能力の一つでも見いだせれば、その能力を伸ばして行き、一つの秀でたものとなり、それが自信となりできないものに挑戦しようとする意欲へと繋がります。

長くピアノを教えてきて、その能力を活かしている子どもたちが少ないのが気になります。これはピアノの先生として、親御さんとの信頼関係ができていないからでしょうか?だとしたら、大いに反省しなければなりません。