春の兆しと共に調子が上向きになりつつある青年。青年と言いましたが、年少さんから見ているので、私の中ではいつまでも〇〇君です。

12月に気温と共に調子が下がっていった彼でしたが、この春の兆しの明るい陽光で、調子を取り戻しつつあります。ASDの彼は、毎年冬になると調子を崩します。普段は元気のいい子ですが、静かになります。家でもご飯が終わると直ぐ自分のお部屋に引きこもっているし、私のセッションでも、狭い空間から出ようとせず、話しかけても「あっち」と指さし、近寄るなと言います。そういう時に更に話しかけても耳を塞ぎ、完全シャットアウトです。

それでも以前より良くなったのは、こういう状態でも音楽が聴けることです。今日も一緒に聞けて良かったねというと、「BO先生」と言って賛同してくれます。仕事場にも嫌がらずに出かけ、静かに自分のお仕事をして帰ってくるので決定的に悪いわけではありません。何より私の所にも嫌がらずにきちんと来るし、音楽も楽しみ問いかけにも答える。これだけのことができると考えるか、これだけのことしかできないと考えるかは人それぞれですが、セラピストとしては前者を取るし、幸いなことに彼の親御さんもそのように考えています。

寒い間活動をお休みしていたこの青年は、温かくなると共に冬眠から目覚めるが如く、いつものように活動を開始するでしょう。