音楽療法の現場で演奏するピアノと、舞台に乗り演奏するのとでは何が違うのか?

私が思うには、舞台でピアニストとして演奏するときは、自分自身と向き合ってそこから出てくる音楽を聴衆の方に聴いていただく。音楽療法の現場で演奏するときは、クライエントの方々に寄り添い、対話をしながら弾く。

舞台で弾くよりずっと近い距離で聴いていただくことになるので、まるで会話をしているかのようです。

私が「音花の樹」を設立し、演奏を始めたというと、何人かの方が聴きに行きたいと言ってくださいますが、少し違う気がします。クライエントと音楽を通して対話をしているということを、理解していない気がします。

練習の時も然りです。まだ見ぬ相手と、対話しながら練習をしています。勿論、ときとして自分自身と向き合うことにもなります。