面接やセッションをしていると、セラピストが提示した音楽から、潜在意識下に閉じ込められていた、様々な感情が浮き彫りになることがあります。

突然の悲しみ・怒り・喜びなど様々です。そのような想起された感情の起因とするものは何かを、面接やセッションの場でさぐっていきます。

昨日の施設の音楽療法で、1人の入所者の女性が、ある曲を聴いて突然泣き出しました。いつもは無表情で椅子に座っている彼女ですが、こういった感情を出すのは二度目です。そのある曲は、彼女の思い出の中で聴いた曲で、その時の思いが涙となって吹き出したのかもしれません。

こういったことは現場で度々経験しています。グループの場合は個人の細かい成育歴や背景は分かりませんが、手を握り彼女の気持ちを考えながら寄り添いました。

個人セッションでは、こういった感情の起因を時間をかけて解明していくことができます。

負の感情だけではなく、楽しく過ごした家族との時間を思い出し、笑顔になることもあります。

音楽は曲によって、ある人の心の中に突然入りこんでいき、あらゆる感情を引き出す力があります。