今年も、クリスマスコンサートに向け練習をしている生徒。

一昨年は自覚が足りず、前日の結婚式が頭から離れず練習が身に入らず、当日は案の定、失敗しました。

昨年はというと、彼女にとって難しい曲を、自信をもって見事に演奏しました。

但しそれは、全くやる気の起きない生徒に、母親が譜読みを叩きこみ弾けるようにしたからでした。夏が終わっても譜読みが進まず、これではコンサートに間に合わないと踏んだ私が、母親に家で少し見てあげてくださいと頼みました。

そしたら、そしたら1週間で終わりまで弾けるようにしてきたのです。そのお蔭もあって昨年は全く間違えることなく演奏をし、拍手喝さいを浴びました。

さて、今年ですが、同じような状態になりかかったので、本人にもそしてママにも、今年は自分の力で譜読みを仕上げ練習をするように伝えました。間に合わなければ今年の出場を見合わせるとも言いました。

それが功を奏し、毎週コツコツと練習をしてくるようになりました。少しずつ弾けるようになってきて、自信も取り戻してきました。

全てに自信が持てなく自分はできないと思っている子には、自力で何かを成し遂げ、親の元から自立させなくてはなりません。この生徒とはもう11年の付き合いなので、ここぞ、という時に突き放すことができるのです。