近年、精神医学が発達してきたため、心理面や発達面の検査をして少しでも数値が低いと、○○障がいと言われるケースが多々あります。

少しでも早い支援を必要とする子供たちにとっては必要な検査であり、適切な治療機関に行くことができます。

ですが、本来検査を受けるレベルではない子どもにも、何かしらの問題点が見つかった場合、少々変わった子とか個性豊かな子という評価が、発達に問題ありになりはしないだろうか?

多くの生徒を教えセラピーを受けたに来た子どもたちの中にも、検査に値しなくとも、凹凸のある子は沢山いました。

いま既に内科医として活躍しているかつてのピアノの生徒は、電車通学をしている小学校の頃、電車の座席を机にして床に正座して、本を読んだり宿題をしていました。

これって、傍から見ると少々おかしな子と映ったに違いありません。友達もあまり作らず、自分の世界に入り込んでいる子でしたが、好きな科目の成績は抜群で、反対に興味の持てない学科には見向きもしませんでした。

ですがある有名医学部に入り、お医者さんになり結婚もしました。この生徒も、今どきの発達検査を受けたらきっと何らかの問題点を指摘されたに違いありません。

医学が進歩すれば病気が治癒し、幸せを得ることもできるでしょうが、さてさて精神医学となると、それをどのように考えたらいいのでしょう?