私の所に3歳から通い始め、既に20年の月日が経った最も長い、ASDの中でも重度に入る男性のクライエント。今は男性と言える年齢ですが、3歳の時から見ているので、私の中ではまだ男の子○○君です。

長い年月の間には様々なことが起こり今に至りますが、特筆すべき点は家族のサポートです。健常の兄がいますが、家族で仲が良く、パパは社内旅行にも連れて行き、二人で旅に出て海で泳ぎ温泉に入りと、自然体の親子です。

ママはと言うと、まるで姉弟のように美しい母があちこち連れ歩き、特に大人になってから体重管理の難しい障がいを持った彼らですが、食事の管理と共に、夕食後には二人で手拭いを首にかけ、お散歩をして体重が増えないように心掛けています。

障がいを持った我が子を家族の一員として、健常児と変わらずこれまで歩んできました。これは当たり前のようで、周りを見回しても難しい点です。

過剰に障害を持った子どもに入れあげるか、ほったらかしにしてしまうかの二タイプに分かれ、どっちも良くないのは明白です。かつて見ていた障がい児の兄弟の中で、母親が「この子を何とかしなければ!」と思うあまり、健常児の兄弟を放りっぱなしにしてしまい、健常児もきちんと育たなかった例が結構ありました。

健常児と障がい児を自然体で育てる・・・口で言うのは簡単ですが、なかなか難しい問題であります。障がいを持った我が子と、世間と対峙することなく肩に力を入れず向き合うことができれば、母親も楽になるのですが・・・

 

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