今年の施設でのクリスマスコンサートの、最後の練習をしてきました。

1年間音楽療法をしてきた結果が出るコンサートでもあります。

彼らと共にセッションを行って来て、まだ2年経ちませんが、大きく変わってきました。

二人のセラピストが受け継いだ時は、参加者の拒絶がひどく、ずっと窓から外を見ている人や、怖い顔をして絶対にセラピストと目を合わせない人、楽器を自ら触ろうとしない人等々で、グループ内もバラバラでした。従って仲間を意識することもなく、セラピストの存在も目に入らない所からのスタートでした。

それから2年弱、拒絶から調和へと変化していきました。

今日は練習の後みんなで「あわてんぼうのサンタクロース」を演奏しました。やりたい人を募ると、本当に全員出てきて、様々な楽器・・・タンバリン・ベル・鈴・パーランク・太鼓などを次々と手に取り、みんなで大騒ぎになり、盛り上がって楽しく演奏しました。中にはダンスをする人もいて大うけでした。

セラピストが立てた音楽療法のプログラムをこなしてきた結果が、今年最後のセッションででたと思いました。

二日後のコンサートが終わった後は、再び来年に向け新たなスタートです。