ピアノを幼少期に始め、塾に行き出す頃や小学校を卒業する頃に終わりにすると言うパターンが昨今です。

でもピアノレッスンは、子どもだけのものではありません。

私が教えている生徒は、小学校高学年になってスタートした生徒もいます。その子たちはずっと続けて習いに来ていて、かなり上達しています。

その頃の年になると、自分の意思で続けるので長続きするのだと思います。

小学校を卒業すると同時に「ピアノを止めます」と言って挨拶に訪れる親御さんの前で、勿論なす術もありませんが、内心では何と勿体ないと思うのです。

今までコツコツと積み上げてきたものを、ドブに捨てるのと同じではないか!

中にはとても能力が高く、このまま続けていれば何かの場で演奏したり、ピアノ演奏がこれからの人生にプラスになるであろうと思われる生徒も、多くいました。

今の時代、一つのことを長い時間をかけて積み上げていくなんて、流行らないのかもしれませんが、積み上げていったものは、いつか人生の糧となり支えとなって、困難にぶち当たった時に助けてくれるでしょう。

ピアノに限らず、一つのことを長い時間をかけて育てていくということと、是非向き合っていただきたい、と切に願うのです。

 

ピアノレッスン・音楽セッション・音花の樹:bo-k1818k@nifty.com