昔、私が若い頃は、生徒に一つずつ段階を踏ませ弾けるようにしていきました。しかし今の生徒にそんなことをしたら全く練習して来なくなるか、一曲を仕上げるのに時間がかかり、何も身につかないまま止めてハノン・しまうかも知れません。

ハノン・ツェルニー・バッハという基礎的なものは、趣味でやっている子にとって必要ないものとなりました。もっとも私はハノンは指が均等に動くようになるので、楽譜なしでやらせています。指が動くようになるだけでなく、手首の力の抜き方や調性などを教えるのに、ハノンは便利です。

さて、そんなあんばいですから、何を弾いても自由です。今度3月にチョッとしたコンサートで弾く生徒も、現時点の実力では考えられない曲を与えました。本人も弾きたいと言うのでこれ幸いです。

それでも譜読みの段階で難しく、中々弾けるようにならなかった時にはやると言ったことを後悔していましたが、スラスラ弾けるようになった今は楽しくなり、真剣に練習をしています。

きっと三月までに2曲とも弾けるようになり、コンサート後に新しい曲を出す時は、少し易しくするだけで、とても易しく感じるのです。このやり方で初歩からポ~ンと飛び、メロディーもハーモニーも複雑になると上達した気分になり、更に弾けるようになっていきます。

レッスンでは譜読みのお手伝いをし、家で練習をして来られるようにして帰します。これは生徒にもよります。自分で楽譜を読んでくる生徒にこんなことをする必要はありません。

という具合で、昔の生徒が聞いたらきっと引っ繰り返ります。厳しく指導していましたから・・・ハノン・ツェルニー・バッハ+曲と。

時代が変われば子どもたちも変わり、先生も変わらなければなりませぬ。

 

ピアノレッスン・音楽セッション・音花の樹*お問い合わせ:bo-k1818k`nifty.com